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紙から浮遊する文字の行き先

電子出版の魁となったボイジャーのメッセージ ePaper_061212.pdf 一冊堂にとって示唆に富んだ内容をもっている。 *************** 清水徹『書物について』——その形而下学と形而上学—— 本とは、時間、空間を越えた記憶装置だとするならば、これを共有し、ネッ…

小出版社の財産は編集力

ある小出版社経営のM氏は、「本は、何十年後、何百年後に読んでも新鮮であるべき」と語っています。ですから出版社は、本がある限りは存続しなければならないという覚悟が必要です。 ところで、過去、未来の何十年、何百年の間に、本(コンテンツ)を伝える…

本は事実を示してくれるが、そこに命を吹き込むのは君の想像力だ。/R.P.ファインマン

想像力をかきたててくれる源泉について、デジタルとアナログの時計を題材にして考えてみましょう。 デジタル時計は、その時間を文字として表すので瞬時に時刻が分かります。しかし、時間の経過、残り時間を知るには、意図して引き算、足し算をしなければなり…

一冊堂 「書物に関する図書室」 便り No.1

『本は、これから/岩波新書・池澤 夏樹著』 書物(紙の本)だけにある特性を語っている部分を、一冊堂の視点で抜き出してみました。内容的に、「書物」を「電子書籍」と置き換えても本質的に変わらないものは、書物(紙の本)の特性とはいえないと思うので…

「電子書籍は文明、書物は文化」か?

電子書籍(あるいは出版)の出現は、改めて本の存在についての論議を高めさせているようです。そこには、「本は文化である」という視点で、文化と文明の違いを述べる意見が多くあります。そのひとつとして「iPadで象徴されるデジタルメディアは『文明』であ…

文章喪失の危機

「書物」対「電子書籍(あるいは出版)」が出版界で論議されていますが、「書物」対「電子書籍」という図式は、はたして本質を突いているのでしょうか。 論議すべきは、この図式ではなく「動かせない紙面」対「動かせ、音が出る画面」として考えるべきではな…